【1】鹿児島でも増えるサイバー攻撃。中小企業こそ狙われている
近年、鹿児島でも中小企業を狙ったサイバー攻撃が増えています。
「うちは小さい会社だから関係ない」と思っていませんか?
世間で報道されているような大手企業のサイバー被害の多くは、取引先の中小企業のパソコン等に侵入しそれを踏み台にして被害を受けているケースです。
大手企業は強固なセキュリティ対策をしているため、直接の侵入は難しいもの。
そこで攻撃者はまず取引先に目をつけ侵入します。
その後、業務メールに紛れてウイルスを送り込み、本命の大企業へ攻撃を仕掛ける事件が増加しています。
つまり、自分が知らないうちに“加害者”になるというのが、サイバー攻撃の実態です。
実は、パソコンが1台あればどんな企業でも狙われる可能性があります。
攻撃者にとっては大企業も小さな事業所も関係ありません。
セキュリティの甘い企業ほど“入りやすい標的”になっているのが現実です。
最近では、大手飲料メーカーや大手通信販売会社など大手企業でもランサムウェアによる被害が報道されています。
特別な標的型攻撃ではなくメールの添付ファイルやリモート接続の隙を突くなど、日常業務の中から入り込むケースが多く見られます。
つまり、どんな企業にも起こり得る身近なリスクなのです。
たとえば、届いたメールを従業員がうっかり開いてウイルスに感染したり、クラウドの設定ミスで顧客情報が流出したり。そんな小さなきっかけから業務が止まり信頼を失うケースが増えています。
【2】被害は「お金」だけではなく「信用」も
サイバー攻撃の怖さは、金銭的な損失もさることながら、『信用の失墜』にあります。
情報漏えいや業務停止が起きれば、取引先やお客様からの信頼が揺らぎ「あの会社は危ない」と噂が広がることもあります。
金銭的な被害と信用の失墜――その両方が企業に大きな打撃を与えます。
一度失った信頼を取り戻すには、何倍もの時間とコストがかかります。
特に鹿児島のように、人と人とのつながりを大切にする地域では、信頼を守ることが企業の生命線と言えるでしょう。
【3】完璧な防御より、“備え”を整える
どんなに対策をしても、サイバー攻撃を完全に防ぐことはできません。
大切なのは『守る』だけでなく『備える』こと。
社員全員でセキュリティ意識を共有し、怪しいメールやサイトを見抜く力をつけること。
データのバックアップやアクセス権の管理を定期的に見直すこと。
そして、万が一に備えて、専門家や保険など“復旧の仕組み”を整えておくことが、安心への第一歩です。
【4】地域の信頼を守るために、今できることを
サイバーリスクは、もはや大企業だけの問題ではありません。
『鹿児島の中小企業だからこそ、地域の信頼を守るために備える』
その意識が、これからの経営を強く支えます。
パソコン1台、メール1通からでも起こるサイバー攻撃。
今日からできるセキュリティ対策を見直し、安心して事業を続けられる環境を整えていきましょう。
リックでは、鹿児島の中小企業さまを中心に、経営リスクへの備えやセキュリティ体制の見直しに関するご相談を承っています。
「うちの会社は大丈夫かな?」と感じたその時が、備えの第一歩です。
どうぞお気軽にご相談ください。
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※2025年10月23日時点の内容のため、内容が変更になっている場合があります。