はじめに
自動車保険は、万が一の事故に備えるために重要なものですが、保険料の安さだけで選んでいませんか?補償内容が不十分だったり、逆に不要な補償をつけすぎてコストがかかっていたりするケースも少なくありません。
本記事では、「今の自動車保険が本当に最適なのか?」をチェックし、見直しのポイントを解説します。
1. 自動車保険見直しの4つの責任
自動車事故が発生した際、ドライバーには以下の4つの責任が発生します。
- 行政上の責任 ‒ 交通違反による点数加算
- 刑事上の責任 ‒ 罰金や裁判での責任追及(例:30 万円程度の罰金)
- 民事上の責任 ‒ 事故で壊した物や負傷者への賠償責任
- 道義的責任 ‒ 被害者の心情に寄り添い、誠意を持った対応
⭐ポイント⭐
- 道義的責任(誠実な対応)を果たすことで、刑事処分や行政処分が軽減される場合があります。
- 事故直後の対応次第で、保険適用や賠償額が変わることがあるため、冷静な対応が大切です。
2.保険選びで重視すべきポイント
ネットで契約する際の落とし穴
最近ではネットで手軽に自動車保険に加入できますが、運転者の年齢条件や家族限定の適用範囲を誤ると、事故時に補償を受けられないケースがあります。
【例】
- お子さまが一時的に帰省して車を運転 → 家族限定特約の適用外で補償対象外に!
- 「35 歳以上限定」にしていたが、26 歳の親族が運転→事故時の補償がされない可能性
ドラレコの活用で安心感をプラス
ドライブレコーダー(ドラレコ)の導入は、事故時の物的証拠として非常に有効です。
【実例】
- 信号の色を巡る事故 → ドラレコ映像が決定的な証拠になり、過失割合が明確に!
- 保険会社提供のドラレコ → 事故時のGPS 機能で正確な位置特定ができ、レッカー手配が迅速に!
3. 車両保険の見直し
Q. 車両保険って本当に必要?
車両保険は保険料が高額になりがちですが、修理代を自己負担するリスクを考えると重要な補償の一つです。
見直しポイント
- 新車なら手厚い補償が必要
- ローン残高が少ないなら最低限の補償でコスト削減
- 修理工場の指定ができる保険を選ぶと、スムーズな修理対応が可能
まとめ
保険は定期的な見直しが必要
年齢条件や家族限定など、補償が適用されるか確認
ドラレコの活用で事故時のトラブルを回避
車両保険の見直しで最適なコストバランスを確保
あなたの自動車保険、見直しのタイミングではありませんか?
リックでは、お客さまのライフスタイルに合わせた最適な補償プランをご提案します。
※2025年7月24日現在の内容のため、内容が変更になっている場合があります。
監修者情報
お写真
監修者名 :吉見 慎太郎
資格 :AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/相続診断士/行政書士
経歴 :2012年~郵便局株式会社(現:日本郵便株式会社)2015年~ほけんの窓口グループ株式会社 2020年~株式会社リック 2023年~リック行政書士事務所【兼業】
専門分野 :保険相談/資産運用/相続対策